与一「○○さん、どうぞ」
(スッと差し出されたそれを受け取ると、視線で開けるよう促される)
(口を縛るリボンを解いて中を確認すると懐紙に包まれた焼き菓子が出てきた)
(パンプキンシードが乗ったクッキーだ)
与一「今日が『ほわいとでー』なる日だと伺って、伯に教わりながら作ってみたんです。未来の甘味と聞いてさぞや複雑な手順を踏むものだと思ったんですけど、これに関しては存外単純なんですねぇ」
お豊「ほう。こいが『くっきい』か。木板のごたる。(スンスン)固そうじゃどん、良か匂いばするのう」
おるみぬ「うわァ~上手ですね!焼き色も完璧じゃないですか!」
与一「僕が『くっきー』を知らないので比較が出来ないんですけど、味を見た限りではまあまあ美味しかったと思います。さすがに『ばれんたいん』に貰った○○さん特製の甘味には及びませんが、僕からの気持ちだと思って受け取ってください」
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わー!ありがとう与一!