オカマ勢「…………」
オカマ「…蒸すわね」
アレスタ「湿気が多いですわ、おひいさま」
フラメー「虫が多いですわ、おひいたま」
オカマ「徒歩移動開始してからどれだけ経ったかしら。馬車からは大分離れたわね…」
おるみぬ「すっごい!綺麗な花がたくさんですよ!うわァ〜、いつもここら辺は迂回して通るのでこんなに深い場所は初めてです!」
オカマ「呑気ねェ、アナタ…」
おるみぬ「こうやって散策できる機会も中々無いですから!それに、我々十月は先の戦乱でも犬人や猫人に恨まれる様なことしてませんし」
オカマ「アータがそうでもこちとら違げーんだっつの!!
アタシはその戦乱でソイツら相手に戦ってた国の大蕃地伯よ!?」
おるみぬ「大丈夫です!イザという時は私が彼らと話をつけますから!!」
オカマ「…もうイイわよ。信じるわ、その言葉……
アータたち?」
アレスタ「如何なさって、おひいさま?」
オカマ「ココで漂流者が犬人猫人と揉めるのは得策じゃないわ。交戦は本当の本当に最後の手段にしてちょうだい。まずは逃げるコト。分かったわね?」
フラメー「分かりましたわ!」
おるみぬ「それで、その『カカオ豆』とやらはどれくらいの、」
(ガサッ)オカマ「
ナニッ!!?」