(珍しく朝寝坊をしたお豊を乱暴に揺すって起こすと、眩しげに細められた目が貴女を見た)


………


(窓に視線が走る)


……朝か…寝坊じゃな。


(ふー、と長い息をついたお豊は貴女の手を軽く握った)


…お前が本物か。
何が知らんが、よか夢ば見たわ。


どんな夢見たの?
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