ナズ「…終ったのか?」

霊夢「む」

外にでると、ナズと霊夢はとっても退屈そうにしていた。

いや、実際退屈だったんだろうな。

ぬえ「ごめんね、二人共。 特に霊夢」

霊夢「いや…いいのよ別に。 まぁ何か深刻なことでもあったんでしょ? 思いつめた時くらい、多少の暴走は許されるわよ」

ぬえ「毎日深刻だったら、何してもいいってこと?」

霊夢「……ぶっとばされたいの?」

ぬえ「きゃー怖い怖いッ♪」

ナズ「……元に戻ったね、いや? 前よりむしろ元気だ」

○○「良かったろ?」

ナズ「…何を言ったんだい?」

○○「ん? いや別に」

いえるわけないもんな。

本当、最低野朗だ。俺は。

ナズ「はぁ、しかし。 二人で過ごすとか言ってたくせに結局ぬえに時間をとらせたわけか」

○○「それについては、言い訳もございません」

ナズ「全く…まぁ、良いけどね」

そんなことを話していると、ぬえがこっちに駆け寄ってきた。

ぬえ「んじゃ、お二人さん。 私は先にお寺に戻るから、暑苦しくイチャイチャ楽しんでねー♪」

ナズ「…何がイチャイチャだか…」

○○「あぁ、真っ暗になる前には帰るって伝えておいてくれると助かる」

ぬえ「了解! あぁ、それと」

ふっと、真面目な顔になって。

ぬえ「ありがとうね」

○○「…気にスンナ」

ただ、ハーレム状態になりたかっただけですから。

と、心に言う。

本心は、そんなこと微塵も思っちゃいないけど。

あれ、ある意味俺って紳士じゃね?

…そうでもないな。うん。

ぬえ「ふふ、うん。  あ、で最後にもう一つ」

○○「ん?」

ふわっと、飛び上がって。



ちゅ。



○○「…あ?」

ナズ「なッ!?」

霊夢「おぅ!?」

驚く三者をまったく気にも留めず。

ぬえ「きしししし。 じゃ、また後で!」

そういうと、空に飛び上がり。

すぐ、見えなくなった。


……えーっと。


ナズ「………今のは一体、どういうことかな? うん?」

○○「さ、さぁ? 突然のこと過ぎて何がなにやら…」

ナズ「中で何を話してやがったァッ!!!」

○○「ぎゃぁぁあああっす!!」

その後、ナズに酷い目に遭わされて。

それでも足りないくらい悪いことしたと思いつつ。

機嫌の悪いナズと一緒に歩いて帰ることになるのだが、それはまた別の話。



・・・・・・

名前:ナズーリン
集めた宝物52

あ、宝の反応だ!

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