・・・君は誰だ?


こんな夜遅くに人里はなれたこの場所でうろちょろするなんて、死にたいのかい?


私?私は・・・。


「ナズーリン」


え?ああ、うん・・・。
君は、なんで知ってるんだい?初対面だよね。


「なんでか、初めて会った気がしない・・・」


・・・どういうことだよ?
まあ、いいや。

君はなんと言うんだい?


「○○・・・○○だ」


○○だね・・・珍しい名だな・・・。
ここで会ったのも何かの縁かも知れない。
人間の里まで案内しよう・・・。


「里?」


人間達が暮らす里だよ。
・・・君もそこに住んでいるのではないのかい?


「いや、俺はちがう・・・里なんて知らないよ?」


里を知らないのか・・・?

もしかして、君は外の人間・・・?


「外・・・?」


・・・・・・。

そうか、ならまさに『何かの縁』だね。


「?」


私の暮らしている寺の代表者というか、そういう人が丁度昨日、「迷い人」を助けるとか言い出したところなのさ。
信仰を集めるためにね。


「信仰・・・?」


・・・君には教えることがたくさんありそうだね。
ついてくるといい・・・。

「いいのか?」


もちろん。あの人、聖は誰でも助けてくれる。
しばらく寝るとこと、食べ物くらい助けてくれるさ・・・。


「ありがと・・・ナズ」


・・・ああ、よろしく、○○・・・。






「新・ネズミを甘く見ると・・・」スタート。

名前:ナズーリン
集めた宝物52

あ、宝の反応だ!

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