一航戦のなごり


いつまでも後輩だと思っていた私にも、後輩ができた。

ずいぶん伸びた背丈の影に、感じる、あの人の背中。
……ううん。 きっと、以前から、ずっとここに居たんだろう。
ふざけすぎた季節が、過ぎ去ってから、眩しい。


雪のように積もる、名残の中に 足跡を、残していこう。
その先に待つ、春を信じて。
教えてあげたいことが、伝えていきたいことが、たくさんあるんだ。




























葛城「この手によせる 袱紗朱の色~」



瑞鶴「音程甘いわよ!情感ももっと込めて!
そんなんじゃこの曲はモノにできないわよ!!!」





























確かに息づく、あの人のグルーヴに包まれ 私は泣いた。