夏イベント三回戦その4


飛龍「雪風クリーンヒット!先頭バッター塁に出ます!」

赤城「流石のチャンスメイクですねぇ。チームに勇気をくれる一打です。」









飛龍「バント成功!神通きっちり送ります!」

赤城「探照灯を抱えながらもきっちり決めてきましたね。
自分の役割をよくわかっています。流石は二水戦中の元キャプテン。」





飛龍「秋月は残念ながら倒れてしまいましたが……」

赤城「ここは仕方ありません。役割はきっちり全うしましたから。」
















飛龍「あぁ~っとカスダメ!プリンツ・オイゲンまさかの凡退!」

赤城「中破ということもあってちょっと力んでしまいましたか……
本来こういう場面には強い選手なのですが……」




飛龍「しかし……まだネクストにはビスマルクが控えています!」

赤城「空母棲鬼が残っていますから、ここは狙いを絞っていかないといけませんよ……!」





























飛龍「ビーーーースーーーー子ーーーーー!!!」

赤城「よおおおおおぉぉぉし!!よおおおおおぉぉぉし!!」

飛龍「あり得る最も可能性の小さい!そんなシーンが現実でーーーす!!」

赤城「なんてすごいんだ……(恍惚)」


飛龍「対厳よ高校!サヨナラで四回戦進出ーーっ!!」

赤城「オッケーイ!」









翔鶴「放送席聞こえますでしょうか?
激闘を終えた南大高崎、水母棲姫さんの談話をお伝えします。

持ち味である機動力で制空権を取れず、ペースを握れなかった。
だが武器がそれだけではないという部分は見せられたと思う。また帰ってきます。

とのことでした。以上です。」



飛龍「はい、ありがとうございます。

いやぁ赤城さん、両チームとも実力を出し切った好ゲームでしたね。」


赤城「そうですね。ビスマルクさんの最後の一打は見事でした。

南大高崎も機動力を発揮しきれない中
空母棲鬼さんを中心とした固い守備で粘りを見せましたね。」



飛龍「機動力に関しては、対厳よ高校の空母と秋月のバッテリーがしっかり抑え込みましたね。」

赤城「ええ。流石エース、という活躍でした。
あまり目立ちませんでしたが、道中、ボス共に
制空値の調整が最大のポイントと言えるでしょう。」






飛龍「それではこの辺りでソロモンより失礼いたします。

本日の試合は解説を一航戦、赤城さん。実況は飛龍でお送りしました。
赤城さん、どうもありがとうございました。」


赤城「はい。ありがとうございました。」













飛龍「……ケデブ隊?」

赤城「その呼び方は本当にやめてください」