艦こレーンエピローグ3
エンタープライズ「ん……









朝、か。」




















ベルファスト「お目覚めでしたか、エンタープライズ様。」

エンタープライズ「ああ。



夢を、見ていた気がする。


……不思議な夢だった。」


ベルファスト「……奇遇ですね。私もです。」


エンタープライズ「なんとも言えない、変な夢だった。




……だが、悪くなかった。」


ベルファスト「そのようですね。」

エンタープライズ「……どうしてわかる?」

ベルファスト「私の夢も、奇遇にもそのようなものだったからです。

それに、エンタープライズ様。


いつになく、寝起きにすっきりした顔をしていらっしゃいますから。」

エンタープライズ「……そうか。」










戦いはいつの世も__変わることはない。









だが



























エンタープライズ「……ベルファスト。戦局は?」


ベルファスト「相変わらず芳しいものではありません。
言葉を選ばず言うなら、絶望的と言っても大げさではないかと。」

エンタープライズ「……それにしてはおまえも、すっきりした顔をしているな。」

ベルファスト「ええ……。

不思議ですが、今はなぜか……」

エンタープライズ「……奇遇だな。私もだ。




不思議と、どうにかなる気がしているんだ。」


















エンタープライズ「行こう、ベルファスト。雌伏の時は終わりだ!討って出るぞ!」

ベルファスト「はい、お供いたします。ですが、その前に……。」

エンタープライズ「ああ、わかっている。





朝食、だろう?」

ベルファスト「はい。ご準備、整っております。」














戦いの中で、私たちが__変わることができたなら。




























エンタープライズ「……だがなベルファスト。今朝は調子はいい、とてもいいんだが。

……腹だけはどうにも、胃もたれのような感覚が……」

ベルファスト「はい。本日の朝食は軽めのものをご用意しております。」

エンタープライズ「と、いうことは……おまえもか。」

ベルファスト「……はい。」