連合艦隊で行くバレンツ海横断の旅
吐く息も凍りつきそうなバレンツ海を征く、
灰色の雲でさえも隠しきれない輝きを放つ、その美女は誰でしょう?




















親潮「そう、私です!




……黒潮さん。これ、は、恥ずかしい……」

黒潮「ププッ・・・え、ええやんええやん……ほんま親潮は魔性の女、略して魔女やでぇ……ブフッ!」

嵐「黒潮姉ぇ……親潮姉ぇからかってないで早く行こうぜー。
にしても寒みぃなー……あーあ、どうせなら俺も地中海のほうに行きたかったなー。」

萩風「嵐ったら文句言わないの。遊びに来てるわけじゃないのよ?」









睦月「如月ちゃん如月ちゃん!あれがノルウェーだよね!?
あれ、フィンランドだっけ?それともスウェーデン?およよ……?」
如月「ふふ、睦月ちゃん。『ノル上、下スウェーしたら玉がフィンフィンする』って覚えておくといいわよ」
睦月「ん~?」
有明「ぶはっ!?き、如月先輩……もうあのへんそうとしか見えないっす……あははははっ!」












嵐「遊びに来てるわけじゃない、ねぇ……。・・・ックシュン!」


パース「そうよ、私たちには寒いなんて言っている暇はないの。
Enemy in sight……皆ついてらっしゃい。撃ち方、は……は……は」





















パース「ぶぇぃっくしょいっ!!!」

ル級「グェーーーーーッ!!」


嵐「すっげぇくしゃみ……」

萩風「ほ、ほら。パースさんはオーストラリア出身だから、寒さにあまり……ね?」






三隈「はい、チーン」
パース「Thanks,三隈……チーン」


















重巡棲姫「ゴルァアアアアアアア!!!
コノ御時世ニ、観光ニキテ……
無遠慮ナ…クシャミ……カマシテンジャネェェェェェェェエッ!!」


嵐「くそっ!また敵のほうがまともなパターンかよ!」
















黒潮「やかましい!お客様は神様やで!」



















重巡棲姫「疫病神ダキサマラハアアアアアア!!」

榛名「きゃんっ!?」

那珂「榛名さんっ!?」







長良「もう許せない!」

木曾「やっちまえ!!」


ホ級「ゲフゥッ!」

重巡棲姫「オノレエエエエエエ!!」


愛宕「本当にも~、しょうがない人たちねぇ」
















愛宕「あはははははは!!」

重巡棲姫「ヴェアアアアアアアアアアアア!!!」



黒潮「こうしてこの国に新たな風習、砲弾投げ祭りができたんやとさ。
めでたしめでたし」


Z1「めでたいのかなぁ、それって……」


























親潮「あの……すみません。ベルリンの壁にもやっぱり、観光客の文字が刻まれていたりしたのでしょうか?」
Z3「……は?」