[境内の小石に躓いてしまった。]

[あ、と声を出したのと体勢が崩れたのは、どっちが先だっただろう。]



[来るであろう痛みと衝撃に身構えたが、いつまで経ってもそれは襲って来なかった。]

[そっと目を開けてみると、なんと宙に浮いていた!!]





おい、その無駄に高そうな着物が汚れんぞ。

お転婆も大概にしろよな






[優樹が不思議な力で私を浮かせて助けてくれたようだ。]







△こける