[よく見ると透けている優樹。]

[幽霊とは触れるものなのか気になって、そっと手を伸ばしてみる。]




…。




[想像通り、私の手が優樹の体を通り抜けた。]

[触った感覚はないが、空中と優樹の体とでは体感が違った。]

[触ったことはないが、まるで…死体の冷えた内臓に手を突っ込んだような気持ちの悪い感覚だった…。]






△触る