[逃げようとしたのがバレた。]




[私が強姦される前までは、じゃれ合いの延長で押し倒されることはたまにあった。]

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ・・・・・・
[でもあの事件後からは私に気を使っているのか、そういうことを連想させるような触れ合いはなくなった。]


[だから、男にこんな体勢を取られるのはあれ以来なく、つまりこの体勢はあの記憶に直結していて]





[優樹が耳元で囁く。]





怖いだろ。

震えてるし顔真っ青。

外は危ないって身をもって知ったんじゃなかったのかよ。


それともそういうのがクセになっちまったのか？

酷いのが好きか？

そういうことならオアイテしましょうか





違うなら、ここで大人しくしてろよ。

守られててくれる間は、俺もこんな脅しみたいなことしなくて済むんだよ。

頼むから良い子でいてくれ