[おしゃべりに夢中になっていて足元の段差に気がつかなかった私は]

[あ、と声を出すか出さないかの内に引かれるように地面へ。]







(ガシッ)

[膝が地面につく寸前、優樹が腹に腕を回して受け止めてくれた]




愚鈍。ぼさっとしてんなアホ。




[転ぶよりも暴言のほうが痛かった]




 
躓く