早栗「はい、どうぞ」


少し場所を空けてくれた。


「……………(チョコン」


早栗「……………」


自分が座ると、密着してきた。


早栗「……ずっとこのままだったら」


「……………?」


早栗「1秒を無限で割った時間を過ごすのも悪くないのにな……って」


「……………」


"あと60年位で我慢して"


早栗「あはは、そうだね。こっちの世界だと60年位しかないんだもんね。もしかしたらもっと少ないかもしれないし」


「……………」


早栗「私が大学生になって、大人になって……お婆ちゃんになっても」


「……………?」


早栗「私の隣には、キミが居れば良いな」


「……………(コクリ」


早栗「ふふ、安請け合いしちゃって」
★隣いい?