「……………(モッフモッフ」
帰路の途中にあるマックにて。
トレーに注文したバーガー類とドリンクを乗せ、カウンター席に腰を下ろしている様はどう見てもただの一般客!……ただ、携帯によって本気で悪魔の存在を調べている以外は。
慣れた手付きで携帯のボタンを押し込んで行くものの、キーワードから弾き出されたものは宗教絡みだったり、大昔の逸話だったりと小難しいものばかり。
違う、今調べたいのはそんな悪魔じゃない。
「……………(ゴックン」
もっとこう───身近で、早栗が一人で出来てしまう位簡単な過程で、準備も彼女だけで出来てしまうような……。
「……………」
何か注文する時のマックみたいだ。
ハッ!まさか悪魔の正体はドナ………!
「……………!」
やべぇよ…やべぇよ…。
くそ、こんなマックに居られるか!俺は家に戻るぜ!
???「あの───」
「…………!?(ビクッ」
一人芝居の最中、急に声を掛けられたので大げさに驚いてしまった。一瞬マクドナルドの真理に迫ったが為に消されるかと思ったのは内緒だ。
気を取り直し、後ろを向くと────

小さい女の子。カワイイ!