―記録データより―

ゴジラ:水爆実験によって二百万年前もの太古の眠りから目覚めた、最大100mの身長が確認されている怪獣。魔獣とは違い、魔力反応は検知されていない。
にもかかわらず、口から大出力の光線を放つ。これは、体内に存在する核物質から供給される莫大なエネルギーの恩恵であると推測される。

この怪獣は複数回、その対抗策が提案されえている。
一つ目はある科学者が開発した「オキシジェンデストロイヤー」によって溶解する方法である。しかし、この物質の製法は現在では不明であり、再現は不可能と思われる。
二つ目は、カドミウム等の化学物質によって体内の核反応を抑制し、自滅を誘う方法である。しかし、カドミウムでは活動の停止までしか確認されておらず、死滅させられるかは不明である。
三つ目は、上記二つ目の方法を、「ANB(抗核エネルギーバクテリア)」を用いて行う事である。しかし、このバクテリアも開発者が死亡、それに伴い製法も失われたため、再現は不可能と思われる。
四つ目は、体内の核反応を暴走させ、自滅を誘う事である。しかし、この方法ではメルトダウンによってその惑星が壊滅する危険性が高いため、現状では実現不可能である。

以上の理由により、現状有効な対策は存在しないと思われる。
ゴジラ