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綾弥「へぇ…親の都合でな。そりゃ大変だ、かなり長旅だっただろ?」
全くだった。
親には少し子の気持ちにもなってほしい。
…というか学校でも一番始めに言った気がするが…
綾弥「ん?あぁ悪ぃ、あん時は聞いてなかった。」
あの挨拶も流されただけなんじゃないかと不安になる…
でも一条綾弥だなんて綺麗な名前は珍しいと思う。彼女の容姿にはぴったりだ。
一条「逆だよっ!綾弥一条だってんだろ!苗字と名前が逆だ!!」
…訂正する。変わった名前だ。
…?
どうも先程から周りの学生の視線を集めている。
自分と綾弥さんに交互に向けられる視線から読み取れるのは…
…もしかして自分は今、鎌倉の学生史に残る快挙を成し遂げているのではないか?
正直綾弥さんと横に並んで歩いているのはかなり嬉しい。
…と、下卑た考えはそこまでにして早く教科書の重さから彼女を解放しないと。
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