まさか、この私が…ケッコンなんてね。指揮官に逢うまでは、出来ないと思っていたわ。
意外?そう?
ずっと、一人が似合ってると思ってたの、私。
幸運艦なんて言われて生き延びてきたけど、周りのみんなは私を置いていなくなってしまった。
またいつか出会えるその時までー、なんて言って別れたら、次に聞いたのは仲間の沈没の知らせ。
仲間の不幸を何度も聞く私って本当に幸せなの?アイツ達と共に歩んでいた方が、なんて暗いことも考える事も沢山あったわ。
仲間が居なくなる話を聞いて、悲しくなって、泣いて。
そしたらまた違う仲間を失って、泣いて。泣いて泣いて泣き疲れちゃったわ。
気が付いたら、周りみーんな居なくなってて、独りぼっち。
それから、誰かを愛する事をしなくなったんだと思うわ。だって、愛してしまったらその分別れる悲しみが増すだけだから。
こんなに悲しい思いをするんだったら、私から歩み寄らなければ良いんだって。
そんな事を思って生きてきたのに、あなたに出逢ってからもうメチャクチャ。
指揮官、凄くグイグイ来るんだもん。私が冗談で言った事を真に受けるし、私を色んなところに連れ回すし、皆呼んで宴会しては勝手に酔い潰れて皆で介抱するハメになるし。
あなたに巻き込まれたおかげで、昔より仲間が沢山増えちゃったじゃない。
……ふふっ、ほら、そういうところ。
嫌がってる訳ないでしょ。全部褒め言葉。
あなたのプロポーズ、今でもはっきり覚えてる。
だって、私が望んでる事を、誰にも教えてないのに、あなたが口にしたのよ?
「もう、一人にしない」って。
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