(RA)

―――紀元前2655年、バビロニア


これは、人理焼却を阻止せんとするカルデアのマスターとマシュ・キリエライト、そして彼らを見守る一匹の獣の物語である


……
………


山の翁「……死なくして命はなく、死あってこそ生きるに能う。そなたの言う永劫とは、歩みではなく眠りそのもの。災害の獣、人類より生じた悪よ。回帰を望んだその慈愛こそ、汝を排斥した根底なり」

山の翁「冠位など我には不要なれど、今この一刀に最強の証を宿さん。獣に堕ちた神と言えど、原初の母であれば名乗らねばなるまい」

山の翁「―――幽谷の淵より、暗き死を馳走しに参った。山の翁、ハサン・サッバーハである。晩鐘は汝の名を指し示した。その翼、天命のもとに剥奪せん―――!」

ベルリンのランサー「ははは!久しいな翁殿!これほど心強い援軍もそうあるまい…だが、死を持たぬ者に死を与えられる者は卿だけではないぞ!」





死よ 死の幕引きこそ唯一の救い
Tod! Sterden Einz' ge Gnade!


この 毒に穢れ 蝕まれた心臓が動きを止め 忌まわしき 毒も 傷も 跡形もなく消え去るように
Die schreckliche Wunde, das Gift, ersterde, das es zernagt,erstarredas Herz!


この開いた傷口 癒えぬ病巣を見るがいい
Hier bin ich, die off'ne Wunde hier!


滴り落ちる血の雫を 全身に巡る呪詛の毒を 武器を執れ 剣を突き刺せ 深く 深く 柄まで通れと
Das mich vergiftet, hier fliesst mein Blut: Heraus die Waffe! Taucht eure Schwerte. tief,tief bis ans Heft!


さあ 騎士達よ 罪人に その苦悩もろとも止めを刺せば 至高の光はおのずから その上に照り輝いて降りるだろう
Auf! lhr Helden: Totet den Sunder mit seiner Qual, von selbst dann leuchtet euch wohl der Gral!


創造
Briah――



人世界・終焉変生
Midgardr Volsunga Saga


ベルリンのランサー「マキナの拳は幕引きの鉄拳、触れた物の歴史を強制的に終わらせる文字通りの一撃必殺だ。当たれば神はもちろん、私ですら無事では済まんよ」

ロマン「あのティアマトを押している…!いける!いけるぞマシュ!マスター君!」

ベルリンのランサー「さて、とっておきのダメ押しという奴だ。ティアマトよ、卿に恨みはないが…新世界の開闢に散る華となるがいい」

創造
Briah――





Fate/Grand Order 第七章 絶対魔獣戦線バビロニア -easy mode-
ログ返203-2