(RA)
―――西暦1273年、エルサレム
これは、人理焼却を阻止せんとするカルデアのマスターとマシュ・キリエライト、そして彼らを見守る一匹の獣の物語である
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シュライバー「けもの殿は今ごろ獅子王って奴と戦ってる頃かなぁ…あーあ、ボクもあっちに行ければ楽しそうだったのに…ま、けもの殿の命令じゃ仕方ないか」
ガウェイン「…ただならぬ血の匂い…まるで野生の獣のようだ…お前は何者だ?」
シュライバー「へぇ…アンタなかなかやるね…アンタって日中だと能力3倍だったっけ?ねぇねぇ!それってもっと上がらないの?いっそ10倍とかどーよ?」
ガウェイン「随分と調子に乗っていますが…そんなことを言っていられるのも今のうちです!」
シュライバー「あはははは!いいねいいね!他の円卓って奴らはつまんない連中ばっかりだったけど、お前は面白いよ!あの女とか弓使いとかは骨がなくってさー…一撃で死んじゃったから全然楽しめなかったんだよねー」
ガウェイン「っ!モードレッドとトリスタンを殺ったのはお前か!!二人の仇を取る訳ではないが…なんとしてもここで討ち取ってみせる!」
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獅子王「私は私のやり方で人類を救済する。それのどこがおかしい…人類最後のマスター、それに黄金の獣よ」

ベルリンのランサー「確かに、それが卿の愛なのだろうよ。だが我々はそれを否定する、卿が憎い訳ではない、要は方針の違いだけだ。卿は人類を保存しようとし、我々は人理を修復しようとしただけだ」
ダ・ヴィンチちゃん「これは不味いね…女神ロンゴミニアド…私達じゃ太刀打ちできない…まさに神霊って奴だよ」
ベルリンのランサー「なに心配するなダ・ヴィンチ女史。彼女の相手は私がしよう、こう見えて荒事は得意でね」
ダ・ヴィンチちゃん「けもの殿…一体なにを……っ!?」
形成
Yetzirah―
ここに神の子 顕現せり
Vere filius Dei erat iste
聖約・運命の神槍
Longinuslanze Testament

ロマン「ロンギヌスランゼ…?まさかその槍…まさかロンギヌス!?嘘だろ!!けもの殿って一体何者なんだ!?」
獣殿「さて、では闘争を開始するとしようか…神の槍を持つ者同士だ、遠慮はいらぬぞ」
獅子王「…面白い、世界の皮を剥いだ槍…その真の力を知るがいい!」
Fate/Grand Order 第六章 神聖円卓領域キャメロット -easy mode-