「ある日、気が付いたときから不快だった」
「何かが俺に触っている。常に離れることなくへばりついてなくならない」
「なんだこれは。身体が重い。動きにくいぞ消えてなくなれ」
「俺はただ、一人になりたい。俺は俺で満ちているから、俺以外のものは要らない」
「なのに、ああ、何故なんだ。ようやく見つけたそいつらを、消し潰したのに不快感がなくなるどころか増していく」
「俺の中が塵で満ちる。奴らが持っていた塵屑が、俺に纏わり付いて離れない」
「要らない。要らない。俺はこんなモノなど望んじゃない」
「俺以外消えてなくなれ。
宇宙には俺だけ在ればいい」
「塵同士喰らい合って、綺麗さっぱりなくなれよォ!」
「 滅 尽 滅 相 ォ ッ ! ! 」→