けもの殿「さて…会場の赤レンガ倉庫にやってきたぞ!ベイよ、明日はここが提督でいっぱいになるのだぞ」

ベイ「今は全然人が居ませんが…本当ですか?」

けもの殿「さて、受付を済ませて料金を払ったらいざ中へ!今回は今までの立食パーティ形式ではなく、一人ひとりに椅子が用意されているようだな…立ちっぱなしはなかなか辛かったからこれはありがたい」

ベイ「中は空調が効いてますけど寒いですね…あったかい食べ物が食べたいです」




けもの殿「さて、今回私が持ち込んだお酒はこちらだ!」

ベイ「あっ!これ知ってます!コマンダン・テストさんが持ってきてくれたお酒!美味しいですよねこれ!」

けもの殿「サルーテで有名になったカルヴァドスだ!度数が40度もあって量は飲めないが、このインパクトは皆の目を引き付けるから話題作りに持って来いのお酒だ!」

ベイ「えへへ、後で飲ませてくださいね?」

けもの殿「さぁ!これからは戦争だぞ!食料確保急げーーーっ!!」




けもの殿「確保!寒鰤のあら汁と牛タンシチューとステーキだ!」

ベイ「この牛タン…丁寧に下処理してあって臭みがまったくないです…歯応えも素敵…それにこっちのお肉も柔らかくて美味しい…」

けもの殿「寒鰤のあら汁…どうしてこうも日本人の心を鷲掴みにして離さないのか…熱いあら汁で身体が温まる…」





ベイ「お寿司!お寿司のパフェです!」

けもの殿「いくらにウニ…豪華なパフェだな…わさび醤油を垂らして…うん!これはいい!サイズもちょうど良くて美味い」




ベイ「けもの殿!ジャズの生演奏ですよ!」

けもの殿「これもう(同人イベントの前夜祭かどうか)わかんねぇな…もう完璧にディナーショーじゃないか」




けもの殿「同人イベントの前夜祭で、職人さんが目の前でハマチを捌いてる…」

ベイ「意味がわかりません…そうはならないでしょ…?」

けもの殿「なっとる!やろがい!!」




ベイ「っ!?このお寿司…美味しい!いつもアメリカ艦のみんなと行く回るお寿司とは全然違います!」

けもの殿「そりゃあ目の前で捌かれた奴をそのまま握っているんだからな…うわ美味っ!こんなの前夜祭で出すレベルじゃねーぞ!」




ベイ「舟盛は一瞬でなくなりましたね…」

けもの殿「舞鶴の舟盛は瞬殺される運命なのだよ…」




ベイ「なにか始まった!?」

けもの殿「幽閉カタルシスのライブを別館でやっているのだが、それをライブ中継してくれているようだな…飯を食べながらライブを見る…なんとも贅沢な時間だ」

けもの殿「しかも今回の前夜祭、地元選出の井上一徳衆議院議員が来ていたとか…どういうことなんだこれは?地方を盛り上げるイベントの視察ということなんだろうか?」

ベイ「地方でこれだけの人を呼び込めるイベントってなかなかないですもんね?大洗のあんこう祭はこれ以上なんでしょう?」

けもの殿「あれは元々規模の大きいお祭にガルパン人気が便乗したものだしな…文字通り桁が違うよ……だが舞鶴砲雷は、元々は同人即売会のついでに屋台を出そうっていうのが始まりだし…それがここまで育てば地方に活気を呼び込むヒントになる…のかも知れないな」




ベイ「夜景も綺麗ですねぇ…赤レンガ倉庫…」

けもの殿「さて…腹も膨れたしそろそろホテルに帰ろうか…明日に備えて早く寝よう!」

ベイ「そういえば、明日は何時にここに来るんですか?」

けもの殿「うん?屋台が始まる時間だから…そうだな…8時くらいかなぁ…?」

ベイ「そんなに早く出るんですか!?開場時間は11時ですよね!?」

けもの殿「何を言う、カレー屋は提督の為に5時から屋台をやっているそうだぞ?まぁ5時は私も起きるのは無理だから…8時くらいにしておこう」

ベイ「…舞鶴砲雷…仕事よりきついよぉ…」


2020冬舞鶴砲雷撃戦-2