…不気味な女の子と…


…マンションの事…


…赤い部屋の事…




…大将はしっかりと聞いてくれた…そして…話してくれた…









『お客さん…お客さんが言ってたマンション…あそこは収取所って言ってなぁ…』



…収容所?




『多分…お客さんが乗せた人…ラビット症候群の人じゃなかなぁ?』




…ラビット症候群?








『ラビット症候群は…目が赤くなる病気でさ…』



















…私は気づいてしまった…





…赤い部屋だと思ってたもの…それはあの女の目…











…つまり…ドア一枚はさんで…見つめられていたことを…





その後…大急ぎで逃げ帰ったのは言うまでもない…





~完~








ベイビー百物語2011-8