質問4

小説「金で愛は買えたか」を読んだことある?



読んだことがある 46票
ないがそのうち読む 5票
ないが興味がある 2票
ないし興味もない 1票





トム「読んだことある奴が大半なのは予想出来たけどよー、読んでない奴でも来てくれてるのが何人かいるってことは嬉しいね」

ジャック「ところで小説からこっちに来たのか、それともベイビーを知ってから小説を読んだのかを調べるアンケートはしなかったのか?気になるんだが」

トム「えーとまあうん、それは…うん、まあ話すと長くなるがオレの名誉のため簡単に言おう。あの日は本当に寝付きが悪くてな、何も明日に重大なことがあるわけもないのによ。んでいつの間にやら眠りについたら光が眩しくてだな、ふと目覚めたんだ。そしたら差し込む朝日の綺麗なことと言ったら…とにかくあんなの初めて見たんだ。白いカーテンが透き通るように輝いて、顔を出した太陽は優美に見えた。そしてうっすら窓に反射して映る、寝ぼけた自分。オレは思ったさ。昨日の悩みなんて明日の光に比べりゃ屁でもない、この朝日の前じゃオレの存在なんてちっぽけなもんだって。こんなでっかくてすげえもんに包まれてるのに、自分はどれほど小さいことに囚われているんだと馬鹿らしくなってさ。それから決めたんだ、もう悩まないって。枕の下に隠してた葛藤、不安。闇と共に現れる悪夢のようなこいつらを、手で掴んで空に投げた。オレはあらゆることを心の奥深いところにしまいこんでたんだ。それが今、光を前に朝露みたくゆっくりと風に流れて、どこかへ消えていった。いつしかスカッとした青空だけがオレを出迎えていたんだ。それからわけもなく体の軽くなったような…」

ジャック「つまり?」

トム「やってません」



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