(同田貫が、障子に背を預け、すやすやと
眠っている)

(ゆすり起こそうと肩に触れようとしたとき、
手をがしっと掴まれた)

(同田貫の手だ。
ぎょっとして顔を見上げると、同田貫の目がばっちり
開いていた)

……なぁんだ、主かよ

(そう言いながら貴方の手をぱっと離す同田貫
わからずに掴んだらしい)

くあぁ…
…んで?何か用だったか?
起こす