名前:高町なのは

アクセルシューター68発目

全力全開!

>Ⅳ「ジャイアント・キラーの効果発動!!オーバーレイユニットを一つ使い、対峙する相手を一人ぶっ壊す!当然、対象はてめえだ!フェイト・T・ハラオウン!!」 (人形の胸部が開き、無数のローラーがフェイトを磨り潰さんと回転している。更に、フェイトの体には無数の糸が絡み付き、その体をローラーの中に引きずり込もうとしていた) フェ「くっ……離……せ……!」 なの「やめ……て……やめて!なのはが憎いなら……なのはを……!!」 Ⅳ「そう急かすなよ。心配しなくてもお前も同じ目に遭わせてやるよ。目の前で大事なお友達を挽き肉にしてからなぁ……クククッ!ハハハハハハッ!!」 なの「やめてぇーっ!!!」 ?「兄様……これは……!?」 (Ⅳがフェイトを始末しようとした時、その手を止める声が聞こえた。彼が後ろを振り向くと、彼とよく似た容姿をした少年が立っていた) Ⅳ「Ⅲか……何の用だ?まさかまたⅤ(ブイ)の奴が余計な事を……」 フェ(そんな!この状況で新手なんて……!?) Ⅲ「いいえ、今回は僕の独断です。Ⅳ兄様、今すぐその子達への攻撃をお止めください!いくらなんでもやり過ぎです!」 なの「え……?」 Ⅳ「やり過ぎ……?やり過ぎだと!?お前は俺達が受けた苦しみを忘れたのか!?管理局の連中が、この世界が!俺達にした仕打ちを忘れたというのか!?」 Ⅲ「それでも……いえ、だからこそ!僕達のような思いをする人を増やしてはいけないんです!」 フェ(この人……) Ⅲ「それでも兄様がこの子達を傷付けるのなら……」 (Ⅲと呼ばれた少年はゆっくりと歩き出し、フェイトを捕縛していた糸を全て切断する。そして、なのはとフェイトを守るようにⅣの前に立ちはだかった……) Ⅳ「なっ……!?」 Ⅲ「僕が兄様の相手になります!」 なの「あっ……」 Ⅲ「……君達の大切な人を奪ってしまってごめん。けど、僕達には彼の力が必要なんだ……」 フェ「えっ……?」 Ⅳ「てめえ……本気で言ってるのか……!?Ⅲィイイイイイッ!!!」 Ⅲ「○○に言われたよ。俺の仲間に指一本でも触れてみろ、お前達を絶対に許さない、って」 なの「○○君が……?」 Ⅲ「今まで復讐の為に憎しみのみで戦ってきた僕達にとっては、衝撃的だったよ。家族や仲間を守るための力が、誰かの笑顔を守ろうとする力があんなにも力強いものだったなんて……」 フェ「あなたは……」 Ⅲ「僕達のやってる事が間違ってるのは、僕にだって分かる。でも、僕の家族の笑顔を取り戻す為に、僕はもう後戻りは出来ない。けど……」 なの「Ⅲ……さん……」 「君達のその絆の力なら、いつかきっと、これから目覚めるであろう僕の妹達や兄様達、そしてあの人を……トロンを救ってくれる。だから今は、その僅かな希望を僕が守る!!」 (ⅢはⅣの持っているカードと同じ物を手にし、構える……) Ⅳ「手加減はしてやれねぇぞ……Ⅲィッ!!」 Ⅲ「はい、Ⅳ兄様……行きます!」 「「決闘!!!」」

・そうか…Ⅲさんも…いや、みんなそうなんだ…大切な人の為に…必死で…

フェ「手伝いたいけど…今のわたし達じゃ…足手まといにしかならない…ここは、彼に任せよう…」

――Ⅲさん!やられちゃダメだよ!全てが終わった時に必要なのは、家族の笑顔なんだから…!

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