>―― ××「……オリヴィエは逝ってしまった。イング、今度はそなたまで我を独りにするのか?」 イングヴァルト「××…君は一人じゃない…。君にはまだ、マテリアルがいる。ベルカの騎士達がいる。君を支えてくれる仲間がいる……」 ××「奴等など仲間ではない。マスタープログラムの我の周りを漂うただのプログラムに過ぎない。……寂しいじゃないか、イング。そなたまで逝ってしまったら、今度こそ我は独りになってしまう。そうなったら誰が我を理解してくれる?誰が我を…我を友と呼んでくれる…?」 イング「××…」 ××「逝くな…友よ…」 イング「僕はオリヴィエを守れなかった…。けど××…君は守り抜くんだ。ベルカの民達を、君の愛する者達を…。君なら…僕には出来なかった事が出来る……」 ××「我にはそなたとオリヴィエ以外、愛する者などいない」 イング「×…×…どうやらもう…お別れ…みたいだ…」 ××「逝くな……逝くなイング!!」 イング「さよなら…××…僕の……最高の……」 ××「…!!イング…イング…イングッ!!!」 ――現在―― ××(あれから幾千の時が流れた……不思議なものだな、イング。そなたの言葉通り、我にも愛する者が出来た。此度の聖戦は、その者を我が手に取り戻す為の物。そしてそなたの…) ………… ××(喜べ、友よ。もうすぐ、全ての天地にベルカの覇道を成す。そなたの願いが、もうすぐ叶う…) ――物思いに耽る××を現実に引き戻すかの如く、皇室を守る扉が爆発音と共に砕け散る。そしてそこから現れたのは……―― ○○【××!!】 ××「待っていたぞ、オリジナル。有象無象共も一緒か」 ○○【答えろ××!お前は何のためにこの戦いを始めた!?】 ××「そんな事を聞くために、貴様はここまで来たのか?」 ○○【答えロ××!!】 ××「その身から発せられる殺気…まるで獣よのぉ…。貴様に何があったかは我の及び知る処ではないが」 ○○【コタエロォオオオオオ怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨!!!!】 ××「堕ちたものよ…なぁ、オリジナル?」 ○○【!?】 ――○○の咆哮と同時に、××は一瞬にして○○との距離を詰める。そして拳を大きく振りかぶり……―― ××「天をも穿つ魔神の剛牙……」 ユーリ「あの構え……ダメ!!○○!!」 ○○【ォ…オオォ…!】 ××「断 空 牙 !!」 ――上空に打ち上げられ、一瞬意識が飛びかける。が、魔神の追撃はそんな猶予すら与えず……―― ××「人を超え、神をも砕く必滅の拳……」 ○○「がっ……!」 ユーリ「やめて!!××ッ!!!」 ××「聖 帝 断 空 拳 !!!」 ――無慈悲なる聖帝の拳は微塵のズレも無く○○の心臓を捉え、一撃にて○○を地に叩き付ける。そのあまりの威力に、○○を中心に巨大なクレーターが作られていた……―― ××「……ほう?」 ○○「ガハッ!!ぐっ……ぁぁぁぁっ!!」 ××「咄嗟に盾を召喚して、我が断空拳を防いだか。フフッ、そうだ。そうでなくてはな……誉めてやろう」 ○○(畜生…余裕ぶりやがって…!!こっちはいきなりもう後が無いってのによ…!!) ××「だが、貴様だけでは物足りんな…。そこに群れし有象無象共よ、オリジナルだけでは我の相手は荷が重かろう。纏めて掛かってくるがよい。脆弱な貴様等は兎も角、我が妻ユーリもいるのだ。ならば少しは良い余興になるであろう?」
・言われなくともそうするよっ!!
フェ「このまま、○○をやらせるわけにはいかない…!」
はや「どんな相手でも、皆の為に退く訳にはいかんのやっ!」
ユーリ「××…教えてください…貴方はどうしてそこまで…一体なにが貴方をそうさせたのですか…?」
>(新デバイステスト)
(○○をビットが総動員で掘り出していき、フィン・ファンネルがつまみ上げ、地面に立たせる)
○「い、っ痛ぅ~…。まだまだ慣れが必要かぁ。」(コキコキと肩を鳴らしつつ回す)
なの「だ、大丈夫だったの?…って」ポカーン
○「うん、怪我って言う程じゃないから…ん?どしたの?」
フェ「○○…だよね?見た感じ、思いっきりヅダみたいになってるよ?」
○「あぁ…コレね、僕が知ってるロボの装甲やスペックを再現出来るシステムをデバイスに入れてみたんだ。だから…」
(ボスボロットやアーンヴァル等に次々と変身したり、装甲を装着してみる)
○「要は着ぐるみ…かな?あと、バルちゃん達は…こう、首の後ろを叩くと失神しちゃうよね?それの痛みや危険とかを無くした感じ。だから、実質ダメージはゼロだよ。」
・そうなんだ…しかしすごい物を作ったね…
フェ「使い方によっては新兵器の実験とか色々利用できそうだね…」
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