>なの「はぁっ…はぁっ………やったの…!?」 ○○「カルテットブレイカーの直撃を受けたんだ…いくら××でも、一堪りも…」 ××「今のが、貴様等の限界か?」 ○○「!!!」 ――土煙の最中に、かの王は立っていた。その体には微塵の傷も無く、ただ、雄々しく……―― ××「フム、有象無象にしては中々の一撃だったぞ。まさか我を揺るがすとはな」 フェ「う…嘘……」 はや「何でや…?何で無傷なん…!?ガードも出来へんあの状態で…」 なの「まさか、直撃する寸前でバインドを破って!?」 ○○「……違う、あいつはガードなんてしてない……!」 ××「しかし、四人合わせてこの程度の魔力量とはな。少々拍子抜けしたぞ?我が分身も……喰い足りぬと嘆いている……」 ――その手に握られた金縁の魔導書を、魔神は分身と呼ぶ。それは新たに作られし闇の書とも呼べる存在。その名は……烈天の書……―― フェ「あれは!?」 ○○「夜天の…書…!?」 ××「否、これは夜天の書にして夜天の書にあらず。名を、烈天の書……我が半身にして、我が新たなる魔導書よ」 ○○「――そうか、そういう事か……!」 なの「○○君…?」 ○○「あいつはカルテットブレイカーの直撃を受ける寸前で、あの魔導書の力を使ってブレイカーを丸ごと吸収したんだ!」 はや「嘘やろ……そんなん……反則やん……」 シャ「そんな…!それじゃあ、なのはちゃん達がどんなに必死に頑張っても…」 ザフィ「××には…掠り傷一つ付けられんという事か…!」 ××「理解したか、有象無象共よ?我の力を、我の偉大さを、そして、己が無力を…」 ――最後の力を使い果たし、戦士達は倒れ伏す……。どんな努力も、抵抗も、僅かな希望さえも、全ては等しく魔神によって飲み込まれる……―― ○○(終わりだ…何もかも終わってしまう…!俺達じゃ…勝てない……) ××「心折れ、戦意すら失ったか…。ならばもう苦しむ必要はあるまい。せめてもの慈悲だ。塵一つ残さず…」 ユーリ「もう……やめて下さい……」 ――戦士達を庇うように、ユーリは××の前に立つ。彼女は知っている。この戦いを終わらせるただ一つの術を……―― ○○「ユー…リ…?」 ユーリ「……戻ります……貴方の下へ……貴方の妻であった……私に」 ○○「駄目だユーリ…駄目だそんな事!!」 ××「……」 ユーリ「私はどうなっても構いません。だから……お願いです。これ以上、私の大切な人達に手を出さないで下さい……」 ――少女の頬を、大粒の雫が濡らす。その身を震わせ、涙を流すその少女を、魔神はただ優しく抱き締める……―― ××「それで良いのだ、馬鹿者が」 ユーリ「××……」 ××「我がどれ程そなたを求めたか、そなたは知るまい。そなたのためならば、我は……」 ――その温もりを離すまいと、魔神は少女を強く、強く抱き締める―― ××「ユーリ、そなたを愛している。先の言葉に偽りがないのならば、もう、どこへも行くでない。我が側に居るがよい、ユーリ……」 ○○「駄目だ…そんなの駄目だ…ユーリィイイイイイイイイッ!!!」
・―――貴方は…!ふざけた事を言わないで…!!
その言葉に偽りはないのなら…?貴方にはその涙が嬉し涙にでも見えてるの!?嘘に決まってるじゃない!?ユーリは○○君を、わたし達を死なせたくないから貴方の所に行ったんだ…!ユーリの涙の意味も分からない癖に、愛なんて言葉を使わないで!!!
ユーリ「なの…は…」
認めない…絶対に認めない…!力で屈服させて人の心を手に入れようとする貴方は王でもなんでもない!ただの傲慢な卑怯者だ!同じ人を好きになった女の子として、そんなの…絶対に許さない―――!!!
>(決行)
シルバー「皆さん準備出来ましたか?」
なのは「はい!」
フェイト「こちらも」
はやて「準備出来ましたでぇ」
シルバー「では、貴女達は三人で調査をしてください、発見したら私に連絡を」
『わかりました!』
シルバー「気をつけてくださいね」
時間は夜の12時
シルバーはなのは達と別れ、急いで【すずかの家】に向かった
シルバー(特定出来たのは良いのですがまさかすずかさんとその姉が夜の一族だとはね・・・)
そして月村家に着いたシルバーは周りに結界を貼り侵入する。
シルバー「あら、まさかそちらから現れるとは好都合ですね」
シルバーの前にはすずかと忍がいた
ガキン!
シルバー「私に奇襲は通用しませんよ」
誰かが後ろからシルバーを攻撃したが振り向かないでプロテクションで防ぐ
シルバー「写真で見たことありますよ・・・・なのはさんのご両親、兄と姉ですか・・・貴方達には用はありません私は吸血鬼を殲滅しなきゃいけないので
だから・・・・そこを・・・・
どけ」
シルバーは彼等に殺気を全開で放つ
・美由紀「くっ…こ、この人…すごい…気を抜いたらきっと、立っていられない…!」
士郎「…悪いが、そういう訳にもいかない…未来の娘達をみすみすやらせる訳にはいかないからね…」
恭也「美由紀、お前は二人を守ってくれ…彼女は俺達二人で相手をする…」
美由紀「わ…分かった!気をつけて、恭ちゃん!」
すず「み、美由紀さん…」
美由紀「心配しないで…二人ならきっと大丈夫…だって…私達は高町流…ううん、」
恭也「―――守るべき者を守るのが…御神の剣士だ…それが例え、人ではなくとも…」
忍「恭也…」
恭也「彼女達を手にかけようというのなら、まず俺たちを倒してからにしてもらおうか…!!」
>学校で交際してる男女を見た○○ ○○「リア充ねぇ…興味ないけど、あぁ~あ、堅苦しいのなんてやだやだ…一人で気楽に居るのが一番」 非リア充男子(○○め、あの五人の前で何て失礼な事を…)
・まったくもう…○○君は相変わらずだね…
アリ「まあ○○らしいといえば、らしいわね…」
はや「けど、そこもまた○○君の魅力やね♪」
非リア充男子(なん…だと…!?)
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