>(球磨川忌譚)
『うん?安心院さんのことが知りたいの?』
『そうだねぇ…彼女を一言で表すなら人外だね』
フェイト「さっきもそんな風に言ってましたね…ひょっとして貴方のようなスキルを持ち合わせてるとか?」
『惜しいけど違うね☆<持ち合わせてる>どころじゃない』
『何せ彼女は7932兆1354億4152万3222個の異常(アブノーマル)と4925兆9165億2611万0643個の過負荷(マイナス)…合わせて1京2858兆0519億6763万3865個のスキルを保有してるんだからね』
フェイト「………!?」
フェイトは絶句するしかなかった…ドラゴンボールのパワーインフレだってそこまでは行かないだろうという荒唐無稽なスキル量…それは正しく人外と呼ぶに相応しいものだった
・フェ(それは…もう数えるのも馬鹿馬鹿しいレベルだ…この人達のいる次元世界ってどうなってるの…もしかして、このクラスのスキル持ちばかりなの…だとしたら…一度確認しておかないと危険だ…!)
> 《魔法少女リリカルなのはAC第壱話「探索」》
エルトリアの上空を三つの人影が飛行している…言わずもがなマテリアル三人娘である
キリエ《目標地点はそこから北東におよそ10キロ…私達も足を踏み入れてなかった場所ですね》
星光「了解ですキリエ…このまま進むと森に行き当たりますね」
キリエの言葉を受けシュテルが周辺の映像を送る
アミタ《金属反応はその森のほぼ中心部を指してます…しかし森の中に金属反応とは》
見渡す限りの森林…どう考えても金属反応とは無縁に思える
闇王「上からでは良く解らんな…仕方あるまい…シュテル!レヴィ!一旦森に降りるぞ!」
雷刃「りょーかーい!」
ディアーチェが指示するとレヴィが待ってましたと言わんばかりに我先と森に着陸する
闇王「ああコラ馬鹿者!安全確認をせんか!」
キリエ《とりあえず映像はライブのままでお願いしますね?この辺りの地形をスキャンしますので》
三人が着地した地点は目標地点から見ておよそ50メートル地点…離れた地点からまずは黙視を行うのである
雷刃「う~ん…見渡せど見渡せど森ばかり…本当に何かあるの?」
闇王「マップを見る限りもうじき見える筈だが」
その時である
(ガション…ガション…)
星光「………聞こえましたか?」
闇王「2時の方角だな…」
雷刃「機械の駆動音みたいな」
三人は草むらに隠れながらそちらの方角を伺うと…二足歩行の作業機械のようなものが巡回していた
・星光「…どう思います?」
闇王「分からぬ…あのような機械…ベルカ時代にもいなかったぞ…」
雷刃「カ…カッコいいーーーーっ!!何あれ何あれ!?もっと近くで見たーい!!」
闇王「馬鹿者!そんな大声をあげたら気づかれ…!」
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>(犯罪狩り○○続き)一旦帰還したなのは達。検査と治療を受け、休息を取ることに。また、○○達は既に逃亡しており追跡にも失敗していた。その後、特務六課ではフェイトとティアナを中心に改めて○○達に関する調査が行われていた。戦闘中の彼らの発言に気になる部分があったため、それらを中心に調査することになった。しかし、なのははたった半年とはいえかつて保護していた人が犯罪者となっていた事実と、何も聞けずに取り逃がしたことで精神的にダメージが大きく、完全回復とは言えない状態だった。それでも普段通りに仕事はこなしているが、誰の目から見てもショックが大きいことは確かだった。それから数ヶ月、犯罪狩りと思しき犯行は起きていなかった。フェイト達の調査も順調に進み、○○達の素性も分かってきた。そして、調査結果とこれまでの傾向を基に会議が開かれることになる。はやて「これより調査結果の報告と、今後の捜査方針の決定を行います。まずは、ハラオウン執務管とランスター執務管から調査結果を報告してもらいます。二人とも、お願いします」ティアナ「まずは私から報告します。内容は、先日の一件で○○と行動を共にしていた三人のなかの二人、△△と××についてです」そして二人の素性が語られる。
△△:戦闘機人としてスバル、ギンガ両名と同じ施設で改造される。しかし二人とは違い試験体の意味合いが強く、IS機能や基本性能の向上を徹底される。その後、最大出力時に強度不足、暴走状態に陥るなどの欠陥が見つかったため生体ポッドで仮死状態にされた上で施設最深部に破棄される。ゼスト隊による突入の際にも発見されることなく放置される。その後、当時の管理局高官と結託した犯罪組織によって回収され、研究素体として管理局属ではない研究所に収容される。そこで仮死状態を解かれる。それから数年監禁と法外な研究の被害者になる。ある実験の際に暴走状態に陥り当時監禁されていた研究所を破壊。その際多数の死傷者を出す。が、この破壊自体は事故として処理、隠蔽される。これ以降に犯罪狩りに加入したものと思われる。 ××:管理局属の研究施設にてユニゾンデバイスの試作体として生まれる。火力増強が主目的であったが、マスターとして使いこなせる魔導師が居なかったため破棄される。ここで当時施設を管理していた管理局員が犯罪組織と違法取引を行い、犯罪組織へと身柄が渡る。その後その組織により法外な研究の対象になり、単一で戦闘にも参加させられる。その後戦闘中に反乱を起こし脱走。この際多数の犠牲者を出している。この後に犯罪狩りに加わったものと思われる。
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