>○○は矛盾した願いを抱えていた。善とされる者、悪とされる者関係なく守り、心を救いたいと。それに対し平和にするためには邪魔するものは全てねじ伏せてやりたいと。邪魔するものをねじ伏せるとなれば善悪関係なく救うことは出来ない。故に○○は苦しんでいたのだ。○○は平和を愛していた。世の中を楽園にしたかったのだ。不可能とも言えるこの二つの矛盾した願いを抱えるなかある事件が起きた。謎の物質であるトライストーンとその他の物質で出来た異世界から来たと思われるロストロギア、ゼニスメモリー。ゼニスメモリーは地球各地に広がったらしく○○はその内の二個の回収に向かったのだ。結果を言うと任務は失敗に終わった。ゼニスメモリーは○○の体の中に吸収されたのだ。はじめての事例だったという。その後○○は変わった。○○のデバイスはトライストーンが埋め込まれ、○○は謎の魔法。「運命」と「無情秘伝 LOVE×HATE(ラブアンドヘイト)」なる呪文を修得したらしい。LOVE×HATEは誰にも見せなかったが○○は戦闘中、運命を多用するようになった。運命はキング・コマンド・ドラゴンなるドラゴンを3体呼び出す魔法でルードヴィヒ、モーツァルト、ヴィルヘルムと呼ばれるドラゴンを主に従え戦うようになった。その後、闇の欠片やエルトリアの事件にも○○は参加した。○○は闇の欠片を倒すことに大きく貢献し、アミタ、キリエの二人と復活したレヴィをいち早く保護しユーリもディアーチェが救い事件は終末を迎えるかに思えた。だが…
○○「王様。そいつの暴走を止めてくれてありがとう。これで僕の計画が実行できる」 ディアーチェ「○○?いったい何をい「“運命”」な!?」○○の周りに巨大な王龍達が姿を現す。 ○○「僕はその子のエグザミアの力が必要なんだ。全てのゼニスの復活の為に」 ディアーチェ「○○!?いったい何の話をしているのだ!?」 ○○「そうか…王様ですら知らないんだね?ゼニスとアンノウン。そしてトライストーンを…まぁ話さなくてもいいか。あ、聞いておきたいことがあるんだ。一緒に世界を滅ぼさないかい?」 ディアーチェ「!?」 ユーリ「!?」 ○○「驚くのも無理は無いね。いきなり突拍子も無いことを言っているんだから…おや、話が長すぎた…なのは達も来てしまった…」 なのは「○○君!U-D!」 ○○「少し部が悪いか…まぁいいや。“皆が生きてたら”数時間後また来るよ。……後は任せた。やれ!ルードヴィヒ!U-D以外を蹴散らしてU-Dを回収してこい」 その場の空気が固まった。仲間のはずの○○がルードヴィヒになのは達を攻撃するよう命令したからだ。 ○○「皆…悲しいけど。サヨナラだ。じゃあね」 そう言い残すと○○は何処かへ残りの二匹と飛んでいった。 ルードヴィヒ「グォォォォォォオ!!!」紅と黒と金をメインの色とする鎧を来た王龍を名乗るにふさわしい者。ルードヴィヒは灼熱を放ちながら疲弊したなのは達に襲い掛かって来た。 なのは達「!!」ルードヴィヒは暴れまわりながら確実になのは達を追い詰めていった。 はやて「ア…アカン…もう…駄目や…」はやては飛ぶのがやっとの状態にまで追い詰められた。そして無情にもルードヴィヒははやてに止めをさすべく向かってきた。トーマ「やめろぉぉお!!」はやてに向かうルードヴィヒの身体にトーマの斬撃が刻まれる!だがルードヴィヒは全身に鎧を来ているため無傷のようではやてを殺すべく飛び掛かる!ルードヴィヒの巨大な口がはやてを飲み込もうとする! なのは「はやてちゃん!!」 フェイト「はやて!」 シグナム「させん!喰らえ!」横からシグナムが飛び出てルードヴィヒの口をレヴァンティンで抉る。流石のルードヴィヒも肉体を剥き出しの部分である口内を攻撃されて悲鳴をあげる。 ルードヴィヒ「グルォォォォオ!?」 はやて「た…助かった…。シグナム。ありがとさん」 シグナム「いえ、当然の事をしたまでです。しかし…」ルードヴィヒは怯んでいたものの怒りの矛先をシグナムに向けて再び襲い掛かって来た。 クロノ「このままでは防戦一方だ。戦えない者もいる…ここは退くしかない!」 フェイト「でもルードヴィヒも早いしそう簡単には逃げられない…!!」 ザフィーラ「万事休すか…?」 アインハルト「諦めるわけにはいかないのに…」 なのは「(どうして○○君が…。こんな酷いことを…。○○君も皆を守りたかったんじゃないの?一体どうして…)」
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