>リインは随分と自分を罪深いと言うがな…もっと罪深い奴なんて探せばいくらでもいるぜ ある人物の話をしてやろう その人物は彼が住む世界でもとんでもなくずば抜けた天才だった…当時世界は支配階級と奴隷に別れていてそいつは自由と平和のために自らの力を役立てようと奮起した そしてそれは成功、支配階級の連中は空中都市に移って空へ逃げ、奴隷は解放されて人々は彼を英雄と讃えた でもそれがいけなかった…彼は地位と名声に溺れて…堕落こそしなかったが自分を過信して逆に段々危険思想に走るようになり最終的に新しい神を自称したそうだ ある時彼は空に逃げた支配階級の連中に総攻撃をかけると宣言した 流石に皆反対したけどね…せっかく平和になったのにこれ以上争いが起きれば世界はおしまいだと けど彼は言った「馬鹿者!奴らはいずれまた襲ってくるぞ!不安の芽は潰してしまうのだ!神である私の言うことは絶対的な正義なのだ、そしてそれに抗おうとする者…それこそ悪だ!」と…
・リイン「それは罪深いというか…自業自得だと思うが…しかし、独りだと今自分が行っている事が本当に正しいのか、皆の為になっているのか分からなくなってしまうのだな…改めて我が主と小さな勇者達に出会えた事に感謝しないとな…」
>なのは・フェイト・はやて・すずか・アリサが船で、遭難した続き。◯◯が、残された人達を特殊救命ポットに誘導しようとしたとき、(一部遭難の男・これには私が乗る貴様らは別の救命ポットにしろ)◯◯はなのは達を止めて、男をそのまま、ポットで逃がし、◯◯は、ストラーフに船の構造とシステムの状況を調べに行かせて、◯◯は、この重装甲と高機動は、アースラに使われている、魔道エンジンを改良したのを、体に入れて、接続して使ってることを説明しつつ、ドアを軽々とこじ開けたそうです。
・はや「まあ妥当な判断やね。ああいう類の人は後々混乱を生むしな…」
とりあえず、わたし達は最後まで皆を誘導してから行くよ!
フェ「うん!もう少しだから頑張ろう!」
>なのは達が、テロリストに捕まってしまい、アースラを含め管理局は手を出せずにいるなか、フェイトは以前、フェイトステイナイトの劇場をやった時に、◯◯をサーヴァントにしてたのを思いだし、◯◯に念話で状況を説明していた。ちなみに◯◯は、未だに、バーサーカーなのでまともな話が出来ず、フェイトだけが聞き取れる状況だそうです。(◯◯・ヴォォォ!)フェイトが◯◯を自分達がいるところに呼んだそうです。◯◯・ーーーーーー!!(声にならない雄叫び)
・え!?あれって○○君を本当に契約してたの!?
フェ「な、なんとか人は殺さないようにしないと…お願い、○○…!」
>(学芸会「るろうに剣心」続き) ①
剣心を人斬りに戻して戦う為に薫を傷つけようとする志々雄に対し、剣心が怒りをあらわにして斬りかかるシーンの練習。 ②
○○(志々雄役)「いい顔だよ先輩……ハハハ…ハハハハハハッ…!」 なのは(剣心役)「志々雄ぉぉぉぉぉっ!」 しかしなかなか満足のいくシーンにならない。○○「ちょっとまだ足りないなぁ。怒りが殺意に変わって、人斬りに戻りかけるってシーンだから、もっと、『殺してやる!』ってぐらいに怒らないと」 なのは「う~ん、でも……頭では分かっていても、やっぱり目の前にいるのは○○君だって分かってるから、どうしてもそんな気になれなくて……」 ○○「そうか……(なのはが俺に対して本気で怒るようにするには……あっ)じゃあ今日の所はここまでにしようか。次にやる時まで、また練習しといてくれ」 なのは「え? う、うん…」 ③
次の日、監督でもある○○は練習を志々雄と由美のシーンに変えた。志々雄の世話係であり恋人でもある駒形由美を演じるのは、すずかである。 すずか(由美役)「いよいよですね……いつにも増して、お体が熱い…(志々雄の包帯を巻き直している)」 ○○(志々雄役)「分かるか…まぁな」 なのははそれを複雑な表情で見つめる。 なのは(これはお芝居、これはお芝居、これはお芝居……) ④
更に翌日。○○は志々雄と由美の会話やラブシーンばかりを練習した。○○(志々雄役)「そんな辛気臭い顔すんな由美。お前はその面でも様になるが、いつもの方が俺の好みだ(すずかを抱き寄せる)」 すずか(由美役)「はい、志々雄様…!」 なのは(これは○○君とすずかちゃんじゃない、志々雄と由美だもん……でも…!) なのはの口数は少なくなり、心に黒いものが溜まっていく。 ⑤
そしてその次の日、再び3日前のシーンを練習する事になった。 ○○「なのは、ちょっといいか」 なのは「……何?」 ○○「いいかなのは。俺が浮気をしたと思え。俺が喋る台詞は全部見苦しい言い訳だ。昨日と一昨日の練習で見たのを思い出すんだ。分かったな」 なのは「…………」 ⑥
スタッフ役「よーい、スタート!」 ○○(志々雄役)「俺を殺したいか? 殺したいだろ? 殺してみろよ!」 なのは(剣心役)「黙れ…」 ○○(志々雄役)「自分を呪い、神を呪い、仏を呪い、時代を恨み、全てを憎む…」 なのは(剣心役)「黙れ…っ!」 ○○(志々雄役)「いい顔だよ先輩……ハハハ…ハハハハハハッ…!」 なのは(剣心役)「……志々雄ぉぉぉォォォォォッッ!!」 ⑦
・フェ「すごい…迫真の演技だ…まるで乗り移ったみたい…」
はや「自分への恋心も利用するとか…なかなかえげつないなぁ○○君…」
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>(リインに語ったある人物の話 続き)結局彼の予測は的中してしまった… 支配階級の連中は空から地上を襲撃して再び戦争が始まったのさ なすすべもない地上の人々は彼に頼るしか道はなかった そしたら彼はとんでもない暴挙に出たんだ 交渉と称して奴は空中都市に使者を送った… 使者は国書を連中に渡したがそれは強力な爆弾で…それで空中都市は消滅、「要人、民間人含む数億人を一斉に皆殺し」にしたんだ その後彼はこう言ったそうだ「私は平和のために神敵を討ったのだ」と…流石に人々は彼を処刑すべきと判断したが奴は「自らを害する者全てにそれが跳ね返って死ぬ魔術」を開発していたそうだ だから彼に手出し出来るものはいなくなり、実質上彼は世界を手中に収めてしまったんだ…残念ながら奴は神を自称出来るだけの実力があった…だから人々は「あの方に従うしかない」と考えたんだそうだ 最悪の事態が訪れることを知らずにね…
・リイン「もうその人はその神敵より恐ろしい何かになってしまったんだな…だが、こういう独裁はいずれ…」
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