・・・ねぇ
あなたは一体誰なの?
【目の前にいるのは紛れもない巨大な竜だから誰も何もないが
この竜はフランのことを見ても急に攻撃しようとはせずただじっと見据えている・・その眼差しがどこか優しげな感じがするのをフランは見逃さなかったー】
『・・・グ・・ゥ・・ア』
【竜も何かフランに訴えている様子だったがフランにはその言葉を解することまでは出来なかった】
・・ねえ・・あなた鈴仙って知ってるの?
【確証はなかったが
もしレミリアの言ってた不穏な気配とやらがこの竜のものならば、もう1つレミリアが言ってた妙な波長がどうしても気になったのである】
(何だろう・・微かにだけどこの竜の向こうから確かに変な波長みたいのが感じられるけど・・まるでフランの出方を見ているような・・)
ねえ!?鈴仙!いるんでしょ!?
いたら返事して!!
【すると竜の後方から感じられた波長がピタッと止んだのである】
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