ルビィ:文化五年辰年だろう。
なるほど文化五年辰年らしく思われた。
ルビィ:御前がおれを殺したのは今からちょうど百年前だね。
自分はこの言葉を聞くや否や、今から百年前文化五年の辰年のこんな闇の晩に、この杉の根で、一人の盲目を殺したと云う自覚が、こつぜんとして頭の中に起った。
おれはひとごろしであったんだなと始めて気がついた途端に、背中の子が急に石地蔵のように重くなった。
名前:津島 善子
ヨハネの劇団員100人
話した言葉:うん、そうだ
魔界最強の二人組
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