……私、馬鹿だ。
馬鹿曜だ!
彼の言葉に、私は涙が零れないよう、必死だった。
あの時、ちゃんと言葉として気持ちを伝えられていたら、今、彼の隣にいるのは、私だったかもしれない。
そう思う度に、胸が痛んで、苦しくて。
悲しみが波のように押し寄せてきて。
……一人になって、

泣き崩れた。
私じゃ、〇〇の隣は似合わないと、勝手に諦めて、逃げていた。
本当にしたいことを我慢していたのは、私だったんだ。
私の初めての恋は、大きな泣き声とともに、終わった。
名前:津島 善子
ヨハネの劇団員100人
話した言葉:そう言えば、俺。曜のこと、好きだったんだぜ
魔界最強の二人組
お気に入り登録 / 登録済み一覧