千歌:夏の暑さも、海風の心地も、風鈴の音も。
きっと、いつまでも続くことはないって、大人になっていくたびに実感する。
この夏が楽しい分、それは色濃く、鮮明に思えるんだ。
夏の終わり、恋の始まり。
……私の初恋は今も、霞がかったままで、どうしようもなくノスタルジックになったり、ほんの小さな幸せを感じた時なんかに、ふと思い出したり……。
そんな私の事はどうでもよくて……。
親友の二人が……一人の男の子に恋をしているんだよ……。
私にとって、二人はとっても大事な親友だから、どっちかを贔屓して応援なんてできなくて……、でも、どちらとも応援しようって、そう決めていた……そう、決めていた。
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名前:津島 善子
ヨハネの劇団員100人
話した言葉:千歌とぼくのなつやすみ
魔界最強の二人組
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