ルビィ:翌朝、目覚めると、〇〇くんは先に起きていて。
隣には、だらしなくヨダレを垂らしてる、善子ちゃんだけが眠っていた。
つまり、戻れたってことだね、よかったぁ……。
今思えば、ルビィがお願いしたように、善子ちゃんも神様か、地獄の悪魔様かにお願いしてたのかもしれない……。
入れ替わってみてわかること……、本当にお互いを想い合っているかどうかを、知りたくて……。
元に戻れたのも、ルビィが納得したように、善子ちゃんも納得したから、二人のお願いがおしまいになったんだと思う。
だって、中身が入れ替わっても、〇〇くんは全然変わらなかったから……。
あれだけ、二人の絆を見せ付けられたら、もう入り込む余地がないって思うもん。
……ルビィが二人を祝福してる気持ちは本心。
だけど、今回みたいに、二人の関係を羨んでいるのも本心。
そういつか、二人のようになれることを、憧れて。
ルビィも、また恋をする時が来るような……そんな春先の、不思議な、嘘のような一日でした。
エイプリールストーリー 終わり
名前:津島 善子
ヨハネの劇団員100人
話した言葉:善子とルビィ交換ストーリー15
魔界最強の二人組
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