お別れの最後まで、……私は笑っていられたかしら?
……本当は、ずっと。
ずっと、ずっと。
ひた隠しにしてきた想い。
どうしても伝えれば決心が鈍りそうで。
優しい後輩くんの未来に、呪いをかけてしまいそうで、言えなかったけど……本当は。
私は、〇〇くんが好き。
私の望んだ通り、彼には可愛い彼女が出来て、私がいなくても、きっと笑って、楽しい、幸せな毎日を送れるはずだから。
悔いはない。

悔いはないはずで、これでいいんだと、自分で納得していたはずなのに。
この涙は、なに?
しょうがないと、自分に言い聞かせて、諦めて。
それでも、やっぱり……辛い。
ああ、本当に。
大大大大大大大好きだったんだ……。
私があの日、流れ星に願ったことは叶わない。……、嘘つき。
名前:津島 善子
ヨハネの劇団員100人
話した言葉:失恋話鞠莉5
魔界最強の二人組
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