いつまでも、こんな時間が続くんだと思っていた。

幼馴染みで、家が近くて。

よく遊んでいたし、家族ぐるみで仲が良くて。

それが、当たり前になっていた。


……いつか、彼の隣を奪われるなんて、夢にも思わずに。


私は今日、失恋をした。

身の切れるような思いを我慢して、溢れそうな涙を必死に堪え。


“今までありがとう。お兄ちゃん。幸せになってね”

ただ、祈るように、そう言った。

名前:津島 善子
ヨハネの劇団員100人
話した言葉:失恋話6

魔界最強の二人組

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