救われてたのは俺の方だよ
風邪の時、お見舞いに来てくれた。
風邪のとき、移るとわかっていても、震える俺の手を握ってくれていた
夏祭りも初詣も、毎年、一緒にいてくれた。
夏祭りも初詣も、一人でいるのが嫌で、逃げていただけだよ。
嫌いなものは食べてくれたし、苦手なことは代わりにやってくれた。
苦手なものがあるのも、嫌いなものがあるのも、お互い様でだし。
……過保護で、ヨハネにはかなり甘くて。
小学校の時、泣かせてごめん。
この子は、俺がいないとダメなんだって、心底安心したんだ。

でも、〇〇がいたから、善子の今があるわよ。
違う、そんな俺に、変わらない笑顔を向けてくれたから、俺は。
だからね、私のリトルデーモンになってくれてありがとうって、いつも思ってる。
ずっと、堕天使ヨハネとリトルデーモンっていう、しっかりしたツナガリが、嬉しかったんだ。
関係が変わっていくのは嬉しいわ……でも、やっぱり最初の二人が、なにより恋しい。
自分を必要としてくれる少女がいることで、自分の存在意義を証明し続けたかっただけだった。
出逢えたことよりも、なにより。今の二人が一緒にいられてる関係が愛しい。
それが……いつしか本当に、俺の救いになってくれていた。
今まで不幸だった私は、もういないんだって胸を張って言えるからね!
善子を幸せにすることが目標になっていた。
……てか、さっきから黙ってどうしたのよ?


善子はどうしたら笑ってくれるのかなって考えてた

名前:津島 善子
ヨハネの劇団員100人
話した言葉:救われてたのは俺の方だよ

魔界最強の二人組

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