曜:あ……うん、ごめん。
えへへへへ、心配してくれてありがとう♪
……いや、ちゃんと反省してるからさ、ガチ目に怒るのはやめてよう?!
……あー、やっぱり花火は綺麗だね。
でも、今年はとりわけ綺麗に思えるよう。
きっと、〇〇と見られたからだね♪
……ふっふっふっ、なにぃ?
勘違いしちゃった?
顔赤くなってるんじゃないの??
えっへへへ、〇〇はこう言えばドキドキしてくれるんだねー。
(にやにや)
あっはははは、今日は本当にありがとう。
楽しかったからさ……、本当に。
これで、おしまい。

夏の終わりを告げる、静かな花火の音が、沼津に響いた。
私の恋も、これで終わり。
あの時、言いかけた言葉はもう、誰にも渡しようがないし、どこにも捨てようがない。
だから、この胸の奥底にしまいこんで、いつか消えてくれることを望んだ。
胸が痛むのを必死に耐えて……。
あなたから見えてる景色に……ただただ怯えながら……。
曜ストーリー2 終わり
名前:津島 善子
ヨハネの劇団員100人
話した言葉:曜と夏祭り10
魔界最強の二人組
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