んーっ……おっ、ねぼすけさんが来たね♪
なーんって、うそうそ♪

あっはは、いい朝だね、おはよっ♪




朝ごはん作ったからさ、食べてほしいなー?

にはは♪
どう?

いい感じでしょ?

あんがと♪

それに……昨日は、本当にありがとう///

〇〇くんのおかげで全然怖くなかったから、安心して眠れたよ♪

それに……ううん、やっぱりなんでもない♪


……私は君のことが本当に好きなんだって思ったよ。

でも、これ以上好きになったことは伝えない。

別れのその時が、君を苦しめてしまわぬように、このままの気持ちで留めておく。


にはははは♡






冬の星空にも、織姫と彦星はいるけど、互いに近づくことは出来ない。

同じ星空を眺めていても、

電話越しに声を確かめ合えるとしても。

遠距離恋愛なんて、長い間苦しい思いをさせるだけだ。

なら、いっそ。

このままでいよう。

このままの距離でいて、離れても、近づいても、出逢いも、別れも、曖昧な関係のまま。

本当に好きだって気持ちに鍵をして。

君に、これ以上私のことを好きになってもらわないようにしよう。

胸が張り裂けそうな、こんな想いはさせたくないから。

……私がこの呪縛を、和らげてあげられるなら。

それでいい。



果南と一夜物語 終わり

名前:津島 善子
ヨハネの劇団員100人
話した言葉:果南の怖い話15

魔界最強の二人組

お気に入り登録登録済み一覧

セーブデータ
新規登録・ログイン・マイページはこちら