(そう発しようとした口は『彼』の手によって塞がれた)

……いや、いい。貴様の答えが何であれやることは同じだ。

(そう言うとこちらの額に『彼』の角が宛てがわれる)


……これで、ずっと……。




(脳内に色褪せた景色が浮かび、頭が四方八方に揺さぶられるような感覚に陥る。だんだんと意識も薄れてきた……。)


(これから何が起きるかは見当もつかないが一つだけ確信しているのは、次に目が覚めた時『自分』は『自分』では無くなっているだろう、ということだ)

(これだけが頭に浮かんだあと、そこで意識は途切れた)
ヤンデレ6