……わかったよ。でもめんどくせェから上だけな。


(そう言うとボタンを一つずつ外し、上着を脱ぐ。)
(さっき見えたシャツとネクタイの上にカーキ色の上着を着こんでいた。)




これの上から飛行服を着るんだよ。
夏は暑くて仕方ねえけど、もし機上で火災にでもなったら薄着だと危ねえだろ。




(喋りながらも菅野は手を止めない。)

(慣れたようにネクタイを取り、シャツのボタンを外していく。)
(そうして着ていたものを全て脱ぐと、好きにしろと言わんばかりに両手を広げた。)





(バランスのとれた、しなやかな上半身。ゴツゴツとした筋に、しっかりとした筋肉。)
(僅かに火傷の痕が見られるものの、それは以前に出来たもののようで新しい傷は見当たらない。)


(じっと見つめる貴女を見て、)
な、どこもケガなんかしちゃいねえだろ?
満足しただろ。寒いから服着るぞ。



(そうして一枚ずつ服を再び着ていった。)

名前:空神様
46歳

GOD

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