俺も楽しかった。


大丈夫。この頭ン中にぜーんぶ覚えておく。
お前が忘れても、俺はずっと覚えてるからな。




(ふにゃっとした笑みでそう言って大尉は舟をこぎ始めた。そのまましばらく見守っていると、私の肩に手を伸ばし抱き枕のように抱えこんだ。アルコールの香りの中、かすかに彼の匂いが鼻をかすめる。やがて私も瞼が重くなった。逆らう理由もないので大人しく眠りへ身を委ねる。こんな穏やかな日が続きますように。そう思いながら意識は遠のいていった。)

名前:空神様
46歳

GOD

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