国語の時間だぞオラァ!!!!


いつしかも 行きてかたらむ 思ふこと いふきの里の 住うかりしを
いつしかも いきてかたらむ おもふこと いふきのさとの すみうかりしを
いますぐにも 言って話したい 思っていること 伊吹の里の 住みにくい場所へ


今すぐにでも 貴方のいるところへ行って 私の想いを話したい、みたいなもンじゃねえの。
これ詠んだの清少納言じゃなかったか?
清少納言・藤原実方といやァ、恋愛関係があるだのなんだのって言われてるな。
まー、藤原実方は地方に飛ばされちまうンだけど。
……伊吹山で思いついたやつを言っただけだからな。


朝はやく 婚期を過ぎし妹の 恋文めける文を読めりけり
あさはやく こんきをすぎし いもうとの こいぶみめける ふみをよめりけり
朝早く 婚期を過ぎた 妹の ラブレターみたいな 手紙を読んだ


兄ちゃんにラブレター送ってきてンじゃねえぞ、って意味で俺は使った。
これは作者である啄木の考えとは違うぞ。
啄木の妹はよ、晩婚だったンだがそれには理由があってな。

「一生を神に捧げる」と伝道婦になると言って受洗したんだ。
その時、兄である啄木に送った手紙がまるで恋文のようだったものだから

恋愛がしたいという至極当然な思いを妹は押し隠しているのに、
兄に送った手紙の中にその隠した思いが出てしまっている、可哀想に。
人はみな、なにかしら思いを隠しながら生きているのだなぁ

と妹を思う歌を詠んだンだよ。

名前:空神様
46歳

GOD

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