(コツン)
(……後頭部に何かが当たった感覚がする)
(沈んだ意識を無理やり引き上げた)
(重く閉じた瞼をゆっくりとこじ開け、頭を上げる)
(眩しさで白い視界に段々と色がつく)
お゛い゛、寝ぼけてんのかコノヤロウ。
(ムスッとした表情の青年が私に顔を寄せてきた)
(誰だっけと脳みそを逆さにする)
(ああそうだ、直さん。直さんだ)
ったくよォ、元旦から先輩を家庭教師代わりにしておいて勝手に寝るヤツがあるかっての。
(どのぐらい寝てました?)
30分ぐらいだな。
ま、頭をスッキリさせるにゃあ丁度いいだろ。
続きやるぞ、続き。
(そう言って彼は問題集の束をコタツの上に広げた)
→
名前:空神様
46歳
GOD
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