なにバカなこと言っ……
(言葉を途中で呑みこんで、大尉は部屋に招き入れてくれた)
(温かい彼の掌が頬に触れる)
ナンダコレ、くっそ冷えてるじゃねえか!
とりあえずそこ座れ。
(大人しく言われたとおりにストーブの前に座る。寒さで固まった体が緩んでいくのが分かった)
(部屋を見渡すとベットの上には文庫本が読みかけのまま放置されている)
(……元は飛龍の乗組員のものだったのだろうか)
ほら、飲め。
(あたたかな紅茶がたっぷり注がれたコップを差し出された)
(大尉は隣に座りお茶をすすりため息をつく)
お前の部屋、ストーブあっただろ。
なんでそんなに冷えてるンだよ。
あ?ストーブ付けたまま寝るのが怖い?バカかよ、お前……。
あのなあ、寝るときは湯たんぽでもなんでも作ればいいだろうが……。
人間湯たんぽがいい
名前:空神様
46歳
GOD
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