(コンコンとノックをして扉をあける)
(スキピオが机に向かって勉強をしていた)
(邪魔してしまったと部屋を出ようとする)





待ちなさい待ちなさい。
今、ちょうど休憩しようと思っていたところだ。
気にしないでくれ。



(鍵について何か知らないかと聞いてみる)



鍵?
そういえばさっき、アイツが犬人間に何か渡してるのを見たぞ。

ああ、そうだ。お前にこれをやろう。



(炒った豆だ。香ばしい香りが漂う)
(なんでこんなものを持っているのだろう)



さっき提督から貰ったのだ。
ニホンにはセツブンという行事があるのだろう?
この豆を歳の数だけ食べればいいことがあると教えてもらったが、さすがに多すぎるからな。
おすそわけだ。


男ばかりの世帯で居心地も悪かろうが、何も言わずに皆の世話をアレコレ焼いてくれる〇〇にはいつも感謝しているよ。
…アイツもそっけない態度をとることもあるが、本心じゃあお前さんのことを大切に思っているぞ。



なんで分かるかって?そりゃあ、アイツと出会って言葉が通じない頃からずっと見ているからな。態度の違うことぐらいわかるさ。



さて、勉強の続きをするかな。
お前も探しているものがあるのだろう?早くお行き。



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名前:空神様
46歳

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