(男の子の近くにより、しゃがんで目線を合わせる。なるべく口角をあげ、不審者ではないオーラを醸し出す。そうして一言、「ねえ、どうしたの?」と努めて優しく声をかけた)
ぅえ……ひっく、(優しいお姉さんですよー作戦が功を奏したのか、男の子は段々と落ち着いてきた)
(ふいに男の子の目線が私の後ろへ向いた……あ。)
あ゛?なに見てンだおらぁ!!!
うあああああああああああんんごわ゛い゛いいいいいいいい
おかあさあああああああああああああんん!!!!だずげでえ゛えええええ!!!!!!!(男の子は大尉を見て、火がついたように再び泣き出した)
(ぐるりと顔だけ大尉の方へ動かし、「私の苦労を水の泡にしやがって」という目線を送る)

おい坊主、男ならビービ―泣きわめいてンじゃねえ。殴るぞ。
(ぐーーー)
(男の子がひっと息を呑みこむのと同時に、彼のお腹の音が響いた)
(お腹減ってるの?と聞けば、小さくうなづき返した)
(なにか食べモノは持っていたっけ?)
→
なんか変な黒くて気持ち悪い魚→
すごい高いお肉の塊→
お肉屋さんの揚げたてコロッケ→
袋いっぱいの果物→
うーん、なんか違うみたい。辺りをもう一度見まわそう