(大尉は袖を掴む手に触れた。)
(そのまま私の手を自身の頬に触れさせる。)



俺は生きてる。ここにいる。


…人はいつか死ぬ。
人間だけじゃない、犬も猫も鳥も、魚も花でさえいつかは消えてなくなる。

骨どころか髪の毛の一本も残せないとしても。
血の繋がった子どもを残せなかったとしても。


「生きていた」事実は消えない。





死ぬことばかりに目を向けてたら生きることが疎かになっちまうぞ。

名前:空神様
46歳

GOD

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